CATEYELIFE キャットアイライフ

HOME > CATEYE LIFE > CATEYE LIFE詳細

2011/05/16

ツイートする

開発者インタビュー|自転車乗りの1人としてユーザー目線の製品を作りたい

「レースでの完敗を契機に本格的にロードの世界へ」

―自転車製品の開発に携わることになったのはどういう経緯で?

奥田:もともとはオフロードバイクが好きで、バイクや車のデザインに興味があったのです。そこから“バイクや車より自分に近いものとは”と考えるようになって、自転車へと興味が移っていきました。


―なるほど。自転車乗りになったのはいつ頃からなのですか?

もともとアウトドア好きだった、ということあって、入社当初にマウンテンバイクに乗っていました。会社のサポートもあってレースにも出ていたんですが、そこでそれなりの成績を残すことができたので、ロードバイクにも挑戦してみようかと。そんな軽い気持ちでロードのレースに出てみたらコテンパンに負けちゃって(笑)。それで奮起して近所の自転車チームに入って、どんどんロードのレースに出るようになりました。


―ご自身が自転車乗りであることは、やはり製品開発にもプラスになりますか?

奥田:そうですね。ユーザー目線での開発を心がけているので、自分が自転車に乗り続けていることは重要だと感じています。


―それが今回のINOUの開発にもつながっているのですね。

奥田:当初、GPSを使った製品の必要性を感じていて、カーナビ的なものを作れないかと思案していたのです。そこから“単なるナビに留まらず、自転車に乗る人がより楽しめるものを作りたい”と思い、GPSの情報も記録できるトリップレコーダーを開発することとなったのです。


―かなり画期的な製品だと思うのですが、それゆえにご苦労もあったのでは。

奥田:単に製品を作るだけでなく、同時に連携するソフトウェアやwebアプリも開発する必要がありました。そこが今までの製品と大きく違っていて、本当に大変でした。あとは製品の電池寿命についても実用的なレベルにするためにさまざまな工夫をこらす必要があって、かなり苦労しましたね。



「簡単な操作ですぐ使える人とのつながりが生まれる」

―その苦労を乗り越えてできた「INOU」ですが、その魅力とは何でしょう?

INOUの魅力は2つあると思います。
1つは、その操作性で、何も考えずにボタンを押すだけで、写真や動画が撮影できることですね。電源を入れて、走って、撮る。それだけなんです。
2つ目は、記録した情報を世界中の人とシェアできること。記録データを専用のアプリにダウンロードすれば、自分で走った風景を友達に伝え、自分のベストコースを紹介できる。
Facebookやツイッターを使って世界中の人に伝えることだってできるのです。逆に、海外の方から自分の知らないコースを紹介してもらえることもあるでしょう。


―自転車の楽しみ方がグッと拡がりますね。

奥田:今後は、もっとアスリート向けの製品を作ってみたいですね。使ってもらうことでより早く走れるようになったり、そのためのトレーニングの助けとなるような。それを、ソーシャルネットワークとの連携によって実現してきたいと思っています。



プロフィール/
1971年生まれ。大阪芸術大学デザイン科を卒業後、1994年に株式会社キャットアイに入社。企画部デザイングループの副主任研究員として、日々製品の開発に取り組んでいる。自身も自転車乗りで、通勤用、レース用、クロスバイク、マウンテンなど計6台の自転車を所有。

INOU紹介/
INOU(イノウ) MSC-GC100
自転車などで自分が通った道、景色などを、ボタン1つで写真、動画に収め、さらにGPSからのルート情報を記録することができるトリップレコーダー。専用アプリにそれらの情報をインプットすれば、世界中の人と情報を共有&コミュニケーションできる画期的なツールです。

主な機能/
■走行したGPSからのルート情報(経度・緯度・標高・速度・時刻)・写真・動画を
 トリップデータとして記録
■動画は30フレーム(動画スムーズ)と15フレーム(動画シャープ)の
 2種類の画質設定が可能
■当社アナログスピードセンサーで、計測距離データをより正確に補正可能
■日常生活防水
■ブラケットは自転車用として「フレックスタイト(H-34N)」と汎用
 「ヘルメットマウント」の2タイプを同梱