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2015/10/23

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「ADVENTURE TEAM REAL DISCOVERY」インタビュー 第二弾!

―スポーツだけどちょっと異質なところが多いんですね。自然を相手にするから、単に体力があったら完走できるわけではなくて、マネージメントも、そのときの自然状況を読む力も必要というか…。ちなみに、今までに印象に残っているレースはありますか?

:僕はオーストラリアで出たレースですね。砂漠の真ん中で、直径100キロの真っ白な塩湖を通過するセクションがありました。360度見渡す限り塩の湖面が広がっていて、全くもって目標物がないんです。そうなると、コンパスで方角を決めてひたすら進むしかなくて。水も補給できないし、万が一迷って立ち往生したら危険なので、9リットルくらいの水と食料も多めに持って、20キロ以上の荷物を背負って、24時間延々と歩いていましたね。それが割と印象に残っています。

―途中で挫けそうにならないんですか(笑)?

:なりますね(笑)。でもそこでしか見られない景色があるんです。そのオーストラリアでは、夜になると何にも明かりがなくて、星が空一面に広がっているんです。で、下が水なので、星が反射して映っていて、上下星の海の中を歩く感じはすごく感動しましたね。砂漠の真ん中を自転車で進んでいくのも、マウンテンバイクの本領発揮という感じがして良かったですね。

―高橋さんはいかがですか?

高橋:私は去年のレースでボランティアスタッフをしたときですね。日本海から静岡の海まで、いくつもの山を越えながら7日間でゴールを目指すレースで、途中の山の頂上でスタッフをしていたんです。後半の4日間スタンバイしていたんですけど、最初の3日間が台風で、結構選手がやられてしまって、私たちがポイントに着くまでに選手が半分近くまで減っちゃったんです。そうこうしているうちに、私たちがいる3つくらい手前の山の中で迷っちゃった人がいたんですね。で、中継を取ったり、GPSで確認しながらずっと待っていたんですけど、その方たちは結局手前の方で体力使い果たしちゃったり、寒かったりでリタイアされて…。でも、そんな過酷なレースでもトップ選手の方々は本当にタフで。全然疲れを感じさせないんですよ(笑)。

―すごいですね…! アドベンチャーレースのような過酷なレースをしていると、精神的にも鍛えられるのでは?

:そうですね。アドベンチャーレースは、いろいろな環境にさらされる事も多いですし、不測の自体にも直面することもあります。また、レースで使用する地図は直前に渡されることが多いので、ビッグレースなどではスタート前段階でも緊張します。レース前に地図が配られるまでどこに行くのかも全然分からないので(笑)。スタートしちゃえば進むしかないですからね。

―スタート地点も知らされずにバスに乗せられるって、ミステリーツアーみたいですね(笑)。

:前回の「GODZone」*1 では、スタート地点に着いたらいきなり川を横断させられるっていう(笑)。

高橋:毎日水責めでしたね。自転車に乗ってさえも(笑)。

:初日の夜が暮れて、カヌーが終わってトレッキングに入るところで川を渡れっていう指示があるんです。日が暮れて真っ暗な中、ゴーッ!て唸っている川を渡らないといけないんですけど、どれくらいの深さか分からない。ひとりが実験的に泳ぐんですけど、結構勢いがあるので、川の流れに対してある程度上流を向きながら泳がないといけなかったりとか、結構大変でしたね(笑)。

高橋:レース中、トレッキングステージの一部ではトレイルコースを示す三角形の赤いマーキングが要所にあったんです。それで、一般的なトレッキングルートを通らせてもらえる場所なのだと安心してたんですけど、そのマーキングを辿ったら、川の向こう側にあって(笑)。すごく流れが速い上に足がつかなかったので、男性陣につかまりながら渡りました。

―本当に特殊な競技ですね。体力がどれだけあっても足りない気がします。

:それぞれの種目で使う筋肉が違うんですよ。マウンテンバイクに乗ってたらトレッキングをしたくなるし、トレッキングがずっと続くとマウンテンバイクに乗りたくなります(笑)。

―レースでは、CATEYEの製品をどんな風に活用されたのですか?

:アドベンチャーレースでは、ライトは非常に重要なアイテムなんです。夜になると本当に真っ暗で見える世界がまったく変わってしまうので、道に迷う可能性も高くなる。そんな中では、ライトが命綱的な役割を果たすんです。その点でいうとCATEYEさんのライトは明るくて長持ちするので、本当に助かります。

高橋:照度が車並みに明るいんですよ。

:それにどれだけ明るくても、時間がもたないと意味がなくて。電池が長持ちするという点でもとても頼もしいんです。あとは、サイクロコンピュータにも助けられていますね。暗いと距離感もつかめないので、どれだけ走ったかを把握しながらじゃないと迷ってしまうんです。だからすごく重宝しているんですよ。

高橋:ライトは大体、先頭を走る人が最初にライトを点けて、時間をずらして後ろの人たちが順次点けていくようにしていました。

:真っ暗な中でもチェックポイントを探さないといけないので、そういう意味でも明るさは大切なんです。最近はLEDの技術も発達していて、明るいライトがいっぱい出ていますけど、なかなかこれだと思うものと出合えなくて。

―これから出るレースの予定はあるんですか?

高橋:10月にマレーシアの「Royal Belum Iron Bound Challenge」に出る予定です。

:行ってみないと分からないですが、マウンテンバイクと、おそらくカヤック、トレッキングをすると思います。今まではどちらかというと長い距離をいかに図太く生き抜くかのレースだったんですが、今回はスピードを要求されるので、トレーニングの仕方も変えないといけないですね。

―アドベンチャーレースはチームワークが大切になるかと思うのですが、レースを進めていく段階で意見が割れることはないんですか?

:多少はありますね。考えていることが若干ズレてきたりすることも。ただ、基本的にはレースを進める方向で話をするので、どっちが効率的かを話合ったりします。チームのひとりが調子悪くなって止まらざるを得ないときもありますしね。もめたときは、リスクテイクをするか、割と安全なコースを選ぶか、チームの状況をみて判断することになります。長いレースとなると、常に全員が100%の状態で揃うことが難しいですからね。

―今後の目標は何かありますか?

:今まで経験を踏んで、海外でのエクスペディションレースもやり方が分かってきたので、持久力やスピード、スキル、メンタルなど、それぞれの力を向上させつつ、チーム内での相互理解や繋がりを深めていきたいと思っています。これまでの経験を活かして、個の力、チーム力を高めて、より上位に食い込むようなレースを展開していきたいですね。皆、仕事や家族もある中で、できる限り長くレースキャリアを築いていければと思います。

<プロフィール>
ADVENTURE TEAM REAL DISCOVERY
アドベンチャーレースを活動の中心としたアマチュア・チーム。
会社員(営業、開発、SEなど)から自営業(デザイナー、卸業)などさまざまな社会人メンバーで構成。
2005年から活動を開始し、2010年には初の海外遠征として、オーストラリアで開催されているGeoQuestに参戦。 2011年には、タスマニア島を舞台に700kmを10日間で走破するアドベンチャーレース「XPD」にチャレンジした。
http://realdiscovery-geoquest.blogspot.jp/

取材協力メンバー:南 大介/高橋珍子 (敬称略)

*1 GODZoneレース
2015年2月26日〜3月7日(レース期間は2月28日〜3月7日)
スタート・ゴール:ニュージーランド ワカナ湖
4名1チーム(男女混合チーム)
参加国:5ヶ国,参加チーム:55チーム,レース中のチームサポートなし
距離:557km+,累積標高:11,740m+
種目:トレッキング125km,マウンテンバイク279km,リバーカヌー56km,カヤック80km,コースタリング7km,オリエンテーリング10km
制限時間:7日間ノンストップ(夜間も続行)

今年で4回目となる今レースはニュージーランド南島にあるワカナ湖及び周辺の山岳地帯を舞台に開催された。
8日間ノンストップで行われアジアからはADVENTURE TEAM REAL DISCOVERYが日本代表チームとして参戦。